その機能を使えば簡単にJTableにデータを設定できるようです。
以下のような機能を持つサンプルを交え、「Bean Binding」を使用してみます。
・「追加」ボタンを押下するとJTableにDTOのデータが追加される。
1.ライブラリを追加する
Bean Bindingを使うので、ライブラリを追加します。
プロジェクトを選択し、右クリック->プロパティを選択します。
ダイアログが開くので、「ライブラリ」を選択します。
その後、ライブラリの追加を押下します。
「Beans Binding」というのがあるので、そちらを選択し追加します。
2.バインドさせるDTOを作成する
バインドさせるためのDTOを作成します。
今回はこんな感じのDTOを作成しました。
public class SampleDTO { private String userId; private String userName; public void setUserId(String userId) { this.userId = userId; } public void setUserName(String userName) { this.userName = userName; } public String getUserId() { return userId; } public String getUserName() { return userName; } }
3.Bindさせるためのコードを作成する
1でリンクしたライブラリには、Bindを容易にするためのクラスが実装されています。
ObservableCollectionsというクラスで、こちらを使用してBindするためのコードを作成します。
以下のようなコードになります。
public class SampleTable { private ListsampleDtoList = ObservableCollections.observableList(new ArrayList ()); public List getSampleDtoList() { return this.sampleDtoList; } public void setSampleDtoList(List sampleDtoList) { this.sampleDtoList = sampleDtoList; } 〜〜〜中略〜〜〜 }
4.追加ボタンのアクションを設定する
追加ボタンを押下したら、SampleTableのsampleDtoListにSampleDTOを追加するコードを作成します。
以下のようなコードになります。
private void btnShowActionPerformed(java.awt.event.ActionEvent evt) { SampleDTO dto = new SampleDTO(); dto.setUserId("1"); dto.setUserName("しがのん"); this.sampleDtoList.add(dto); }
5.JTableとDTOを紐付ける
JTableとDTOを紐付けるための設定をします。
JTableを右クリックし、表の内容を選択します。
表示されたダイアログの「バインド」を選択します。
「式をバインド」の箇所に「sampleDTOList」を設定するのがポイントです。
設定が終わったら、列の設定をします。
DTOのプロパティを記述するのがポイントです。
完了したら「閉じる」を押下して完了です。
6.テストする
以上1〜5で「Bean Binding」の設定が完了です。
早速テストしてみます。
追加を押下すると↓
行が追加されています。
すごいシンプルなコードでJTableにデータが追加できました。
この機能がなかったら、ごりごりコードを書くはめでしたが、この機能のおかげですごいシンプルに実装できました。
この機能を使ってDBの結果等もシンプルにJTableに設定できそうです。
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